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地球の境界(プラネタリー・バウンダリー)2009年版

「地球の境界(プラネタリー・バウンダリー)」とは、「その境界内であれば、人類は将来世代に向けて発展と繁栄を続けられるが、境界(閾値)を越えると、急激な、あるいは取り返しのつかない環境変化が生じる可能性がある」境界のことです。2009年に国際的に著名な28名の科学者グループによって、9つの境界の特定および測定結果についての論文が発表されました。


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図は「地球の境界」の全体像を表したものです。図の外側に書かれているのが、9つの境界ですが、一番上から時計回りに、気候変動、海洋の酸性化、成層圏のオゾンの破壊、窒素とリンの循環、世界的な淡水利用、土地利用の変化、生物多様性の損失、大気エアロゾルの負荷、化学物質による汚染です。これらの境界は、例えば土地の利用は生物多様性に影響を与えるように、相互に関連しています。


この図はまた、それぞれの「境界」を超えているかどうかの測定結果も表しています。円の中央の緑の領域が境界の内部です。この閾値を超えているかどうかは赤色が示しています。図を見ると、「窒素の循環」、「生物多様性の損失」、「気候変動」の3つの領域では既に閾値を超えていることがわかります(なお、大気エアロゾルの負荷と化学物質による汚染についてはまだ測定されていません)。


この50年間、大気中のCO2量やオゾン層の破壊など私たちが地球に与える負荷は、急なカーブを描いて増大しています。しかし、この研究の筆頭著者のJohan Rockstromは「このカーブを逆転させる時がきた」と、私たちの取り組みによって、この動向を変えることができると述べています。


「地球の境界」について、詳しくはストックホルム・レジリエンス・センターのサイト(英語)をご覧下さい。

ストックホルム・レジリエンス・センターのサイト(英語)

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