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世界・日本の幸せニュース

相互扶助基金の立ち上げ方

2020.11.09
日本  世界

(シェアラブルより)

米国セントルイス市で、この3月、活動家たちの小さなグループがセントルイス相互扶助基金を設立しました。

パンデミックによる経済損失で、米国ではおよそ3千万のアメリカ人が職を失い、迅速な経済援助が必要とされていました。これが同基金設立の理由の1つです。

同基金では、経済的な援助が必要な人々と、お金がある人、あるいは自分たちの富を直接再分配したいと考えている人々とを結びつけたいと考えました。オンラインのスプレッドシートには、だれでも、自分に必要となる額や支払い情報を投稿でき、資金提供者は仲介者なしに要求のリクエストに応えます。

助けを必要とする人に、契約などの制約や面倒な手続きなどを強いることなく、直接的に資金を供与することが基盤となります。高齢者やホームレスの人々などデジタルのアクセスがない人々のためには、電話による相互ホットラインも設けられました。

最終的には、非営利のしくみで管理される、一元管理型の基金へと移行しましたが、核となる考えは失われず、設立から最初の5か月で671人に対し40万ドル近くが再配分されています。

援助を受けた人の一人は、「だれでも時々助けは必要になるが、最も助けを必要としたときにすぐ応えてくれた。そのことが私にはとても重要だ」と語っています。

同基金のプロセスは道半ばではありますが、いくつもの学びを得ながら、より良いシステムをめざして常に変化し続けています。

(有光圭子)

※この記事は2020年9月にShareableに掲載されたJulia Ho氏による記事(How to set up a mutual aid fund)の要約です。

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幸せ経済社会研究所 主催「幸せと経済と社会について考える読書会」のご案内

日時:2020年12月16日(水) 
   18:30~20:30
会場:オンライン
●課題書:『ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領』(著:アンドレス・ダンサ)
定員:先着24名

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Quotational phrase

「成長に殺されるまで成長し、自分の葬儀代をさらなる成長として計上せよ」というルールからは卒業しなくてはならない。

ハーマン・デイリー(経済学者)

参考図書&リンク

参考図書

ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領 (角川文庫)
ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領 (角川文庫)

世界が抱える諸問題の根源は、我々の生き方そのものにあると説いた伝説的スピーチで、一躍時の人となった南米ウルグアイ前大統領ホセ・ムヒカ。一国の長でありながら庶民的...

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幸せアライアンス
幸せアライアンス

幸せアライアンスはシアトルを拠点とする市民団体で、ブータンのGNH(国民総幸福量・Gross National Happiness)を元に、コミュニティや自治体、大学、企業でも使えるよう独自の国民総幸福度指標を開発し、多くの人々が使える指標づくり、調査、発表などの活動を行っている。
※同幸福度指標調査は日本語版もあります
http://survey.happycounts.org/survey/directToSurvey

エダヒロの100人に聴く「経済成長についての7つの質問」 あんな人や、こんな人にも!
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