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あなたの住んでいる市や町の公共支援やサービスの予算が削減され、不便を感じていませんか?予算管理がもっとうまくできたらと思いませんか?「参加型予算編成(PB)」というプロセスを通じてその機会を得ることができます。
参加型予算編成(PB)とは、市や町の予算の一部の使い方を住民が直接決める制度です。現在、世界中の7000以上の都市の住民が、税金をどのように使うかを決定しています。
PBを始めるには最も基本的なレベルで、上からの政治的意志と下からの地元の支持が必要です。支持を集めるには、PBに関する公開イベントを開催し、PBとはどのようなものか、どこで機能しているか、どのような利益をもたらすかを説明します。他の委員会への呼びかけや記事の執筆、ブログ投稿などを積み重ね、地元の関心を呼び起こします。
支持を得たら運営委員会を結成し、ルールブックの作成や地元のニーズやアイデアを収集する公開イベントの開催を計画します。住民はオンライン、デジタルツールなどを通じてアイデアを提出することもできます。こうして出たアイデアを、住民の予算代理人(ボランティア)が投票のためのプロジェクト提案にまとめ上げ、住民投票に至ります。
PBの導入は決して楽ではありませんが、それを正しく行えば見返りは計り知れません。政府の透明性を高め、公共支出をより公正にすることができます。人々に力がつくことで、最終的には予算削減を退け、それを人々の予算に置き換えられるかもしれません。
(有光圭子)