次へ 前へ

世界・日本の幸せニュース

世界経済フォーラムは2024年6月11日、146カ国を対象に、経済、教育、健康、政治の4分野で男女平等への達成度(100%を完全な男女平等とする)を評価した『2024年版世界ジェンダーギャップ報告書』を発表しました。

146カ国すべての平均総合指数は68.5%で、前年からの有意な変化はなく進捗ペースは鈍化しています。現行のデータに基づけば、完全な平等達成にはあと134年かかるとしています。

主な結果

  • 完全に男女平等な国はないが、146カ国中142カ国でジェンダーギャップ指数が60%以上に達している。
  • 1位は15年間首位にあるアイスランド(93.5%)で、90%を超えるジェンダーギャップ指数を有するのはアイスランドだけ。
  • 世界の上位10カ国のうち7カ国は欧州地域の国々で、上位3位をアイスランド、フィンランド(2位、87.5%)、ノルウェー(3位、87.5%)と北欧が独占。欧州地域以外では4位にニュージーランド(83.5%)、6位にニカラグア(81.1%)、8位にナンビア(80.5%)。
  • 世界全体の分野別ジェンダー指数は、健康:96%、教育:94.9%、経済:60.5%、政治:22.5%。

日本(118位)は2023年からある程度の進展があり、全体の指数は66.3%と昨年から1.6パーセントポイント増え7ランク上昇しました。これは主に政治と経済の分野に進展があったためですが、それでも政治(113位:11.8%)、経済(120位:56.8%)とまだまだ大きな格差があります。

2006年から毎年発表されている本報告書は、平等にむけた各国の努力を追跡する最も長期の指標です。多くの国を比較することで、平等に向けた効率的な政策が見つけられると期待されます。

(有光圭子)

「定常経済」について考える
幸せ年表
インタビュー
エダヒロの「幸せへ!」コラム
新型コロナウイルスに負けないために国内外の素敵な取り組みを知ろう!

幸せ経済社会研究所 主催「幸せと経済と社会について考える読書会」のご案内

日時:2024年9月18日(水) 18:30~20:30
会場:オンライン
●課題書:『スローフード宣言 ーー食べることは生きること』(著:アリス・ウォータース)

過去の読書会の音声講座も販売しています。

 
 

Quotational phrase

「成長に殺されるまで成長し、自分の葬儀代をさらなる成長として計上せよ」というルールからは卒業しなくてはならない。

ハーマン・デイリー(経済学者)

参考図書&リンク

参考図書

スローフード宣言――食べることは生きること
スローフード宣言――食べることは生きること

オーガニックの母が辿り着いた未来のかたち半世紀前―カルフォルニア州バークレーの小さなレストランから「おいしい革命」は始まった。全米に地産地消を広げ、世界中の料理...

続きを読む

参考リンク

WEALL(幸福経済アライアンス)
WEALL(幸福経済アライアンス)

幸福経済アライアンスは、新しい経済運動に関する長期的な取り組みを基盤として、経済の枠組を成長至上主義から離し、協力と繁栄の共有へと移行させる可能性を実証する既存の取り組みや、新たな取り組みを拡大することを目指します。
※参考情報(幸せニュースより)
「幸福経済アライアンス」立ち上げられる
https://www.ishes.org/happy_news/2018/hpy_id002552.html

エダヒロの100人に聴く「経済成長についての7つの質問」 あんな人や、こんな人にも!
e's イーズ 未来共創フォーラム
イーズ カレンダー
一般社団法人 東洋と西洋の知の融合研究所
POZI

Page Top