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世界・日本の幸せニュース

2020年2月、世界保健機関、国連児童基金、医学誌ランセットは、世界180カ国の子どもの『持続的繁栄(フラーリシング)指標』の結果を医学誌『ランセット』395号に発表しました。

この指標は、生存(Surviving)と成長(Thriving)の2本の柱で構成されています。「生存」は妊産婦死亡率や貧困、5歳以下の子どもの生存などから構成され、「成長」は、教育、発育と栄養、暴力からの保護などから構成されています。生存と成長のスコアはそれぞれ計算された上で、統合したスコアが算出されました。

ランキングの1位はノルウェイ、2位は韓国、3位はオランダ。日本は7位でした。ノルウェイと日本のスコアを比べると、ノルウェイの「生存」スコアは満点の1.00、「成長」は0.90なのに対して、日本は「生存」1.00、「成長」0.88でした。全体的に、上位の国でも「成長」に改善の余地がある結果となりました。またランキングの上位30カ国はすべて高所得国でした。

またこの論文では、子どもたちの持続的繁栄と環境の持続可能性とを比較するために、2030年の二酸化炭素の予測排出量とこの指標の結果を比較しています。その結果、予測排出量の少ない国トップ30カ国(すべて低中所得国か低所得国)の中に、持続的繁栄ランキングが100位以内の国はありませんでした。「少ないCO2排出量」で「子どもたちの持続的繁栄」を実現することはなかなか難しいことがわかります。

(新津 尚子)

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エダヒロの「幸せへ!」コラム

幸せ経済社会研究所 主催「幸せと経済と社会について考える読書会」のご案内

【開催延期】
日時:2020年2月20日(木)
   18:30~

会場:東京都千代田区
●課題書
『幸せのための経済学』(著:蓼沼 宏一) 
定員:先着18名
過去の読書会の音声講座も販売しています。

 

Quotational phrase

「成長に殺されるまで成長し、自分の葬儀代をさらなる成長として計上せよ」というルールからは卒業しなくてはならない。

ハーマン・デイリー(経済学者)

参考図書&リンク

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幸せアライアンス
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幸せアライアンスはシアトルを拠点とする市民団体で、ブータンのGNH(国民総幸福量・Gross National Happiness)を元に、コミュニティや自治体、大学、企業でも使えるよう独自の国民総幸福度指標を開発し、多くの人々が使える指標づくり、調査、発表などの活動を行っている。
※同幸福度指標調査は日本語版もあります
http://survey.happycounts.org/survey/directToSurvey

エダヒロの100人に聴く「経済成長についての7つの質問」 あんな人や、こんな人にも!
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