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地域内乗数効果

以前、キーワード解説で「漏れバケツ理論」を紹介しました。漏れバケツ理論で紹介した、地域経済というバケツの漏れ穴をふさぐことで得られる効果が「地域内乗数効果」です。

地元のお弁当屋さんに支払われたお金が、地元のアルバイト店員の給料になり、そのお金がさらに地元の八百屋で買い物をする時に使われるといった具合に、お金は地域内の多くの人の手に渡ることで、多くの人々の暮らしを潤します。

この効果は、みんなが自分で暮らす地域でお金を使えば使うほど、大きくなります。どういうことでしょうか? 仕組みを説明します。

ある町では、皆が入ってきたお金の80%を町内で使うと仮定します。この町に暮らすAさんが20万円のお給料をもらった場合、Aさんはそのうちの16万円を町内のお店で買い物をしたり、事業所に支払ったりします(20万円×80%=16万円)。そしてAさんから16万円を受け取ったお店や事業所は、そのうちの80%の12万8,000円を町内に暮らす従業員の給与や商品の仕入れに使います。そして、その次の段階でも、12万8,000円のうちの80%の10万2,400円が町内で使われます。

こうして、Aさんが受け取った20万円は、20%ずつ減りながら町内の人々の手をずっと巡っていき、36番目に手にする人のところでやっと100円を切ります。この金額を20万円+16万円+12万8000円と36番目の人が手にするところまで足し合わせていくと約100万円になります。

対照的に、皆が手に入ったお金のうちの20%だけを町内で使う町の場合は、この町に暮らすBさんが受け取った20万円の給料のうち、4万円だけが町内のお店や事業所で使われることになります(20万円×20%=4万円)。そしてBさんから4万円を受け取ったお店や事業所は、そのうちの20%の8,000円を町内で使います。次の段階では、8,000円のうちの20%、つまり1,600円が町内で使われます。20万円+4万円+8千円+1600円+320円+64円と100円を切るまで6人にしかお金が回りません。また足し合わせた金額も約25万円にしかなりません。80%が町内で使われる場合の100万円と比べて、かなりの差があることがわかります。

このように、地域の中をお金が循環していくことで得られる効果が地域内乗数効果であり、地域からのお金の漏れが小さければ小さいほど、地域内乗数効果は大きくなります。

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