2013.08.21
ネスレ社がヨーロッパで若者雇用の取り組みを発表
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ネスレ社は2013年6月27日付けのリリースで、30歳未満の若者に対し、今後3年間にわたってヨーロッパ全域で最低でも2万人の就職を支援する計画を発表した。
ロイターの報道によると、ネスレ社は定年退職者を補う形で、またドイツやフランス、スペインの工場に投資を行うことによって、2016年までに1万件の職を提供するとともに実習生・訓練生としてのポジションも1万件創出するとしている。また、ヨーロッパ域内の6万3,000のサプライヤーにもそうした職やポジションを若者に提供するよう働きかける予定だ。
提供されるポジションは、ネスレ社内のあらゆる分野、職務レベルにわたる。また、職業能力を持った若者や新卒者はもちろん、長年経験を積んだ中高年労働者に対してもそうしたポジションを提供し続けるとしている。
ネスレ社は発表の中で、「ヨーロッパにおける若者の失業問題は政府だけで解決できるものではなく、企業も自らの役割を果たさなければならない」と述べた。また、社内で習熟する機会を数多くの若者に提供できるよう力を尽くすとして、こうした職やポジションが、若者が仕事をする上で最初のステップになってくれればと述べている。