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日本
2014.10.27

地域しあわせラボ

地域しあわせラボ

issue+design、博報堂をはじめとする6つの企業・団体が共同で開校し、地域の課題を解決する人材を育てる「地域みらい大学」。そこで始まった研究プロジェクト「地域しあわせラボ」では、「地域と、地域で暮らす人々がしあわせになるには何が必要か」というテーマのもと、地域の幸福度を高めるメカニズムを明らかにするための研究が進められています。

このプロジェクトでは、人がしあわせを感じる要因を「やってみよう(自己実現と成長)」「ありがとう(つながりと感謝)」「なんとかなる(前向きと楽観)」「あなたらしく(独立とマイペース)」の4つであるとし、そこに「ほっとする(安全と安心)」を加えて「地域のしあわせ5指標」と定義しています。つまり、人は成長や自己実現の機会に恵まれ、大切な人とのつながりや感謝の気持ちを保ち、自分らしさを守りながら、前向き・楽観的に行動でき、さらに食べるものに困ったり、身の危険を感じたりすることがなければ幸せでいられるという考え方です。

この指標をもとに、研究プロジェクトの一環として日本全国15,000人を対象にアンケート調査が行われました。調査では、地域で暮らす個人が指標で定義された5つの気持ちを現在どの程度感じているかという「風」の質問と、その地域にこうした気持ちを後押しする価値観や土壌がどの程度根ざしているかという「土」の質問、2つの側面から評価が行われました。

その結果、その土地の個人が感じるしあわせな気持ちを測定した「風」スコアでは、1位の沖縄をはじめ九州・沖縄地方の高さが目立ちますが、2位に東京、6位に兵庫、9位に京都がランクインするなど大都市圏でも高いスコアが見られました。また、個人のしあわせな気持ちを後押しする「土」スコアでは、2位と大差をつけてここでも沖縄が1位。こちらもトップ5に九州から3県入っています。特筆すべきは風スコアで44位の高知が4位に位置していることです。風スコアで2位の東京はこちらでは19位と振るいませんでした。「風」と「土」のスコアを足した総合ランキングでは、1位の沖縄は2位以下とは圧倒的な差が見られ、沖縄には地域をしあわせにする要素があふれていることがわかります。2位鹿児島、3位熊本、4位宮崎と続き、トップ10内に九州・沖縄地方が6県ランクインしています。とはいえ、5位の東京をはじめ、兵庫、石川、岩手がトップ10にランクインするなど全国各地にしあわせ風土が豊かな地域が散らばっています。

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