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2016.08.17

自給自足型のコミュニティ――リーゲン・ヴィレッジ

自給自足型のコミュニティ――リーゲン・ヴィレッジ

regenvillages.com
http://www.regenvillages.com/

(Sharableのサイトより)

共有(シェア)について情報を発信しているSharableは、2016年6月27日付の記事でリーゲン・ヴィレッジについて紹介しています。このヴィレッジは、起業家であるジェームズ・エールリヒとデンマークの建築会社EFFEKTが考案したもので、持続可能な住宅への包括的な取り組みを行うことによって、CO2排出量の増加や食料不足、水の危機など世界が直面する一連の差し迫った問題に対処することを目指しています。

こうしたヴィレッジは世界中で25カ所に建設される予定ですが、現在、最初のプロジェクトがオランダのアムステルダム近郊にある新興都市アルメレで進められており、2017年に完成することになっています。

こうしたヴィレッジでは、高層建築物の中で垂直的に栽培を行う垂直農法や堆肥化、水産養殖と水耕栽培を掛け合わせたアクアポニックス農法が行われる予定です。このアクアポニック農法では、農地で行う通常の農法に比べて10倍の食料が生産できる上に水の使用量は90%も節約できます。電力には地熱・太陽熱・風力・バイオマスが取り合わせて活用される予定です。またヴィレッジ内の住宅は、送電網を利用しない温室型のものになります。

持続可能なコミュニティが整えば、次に進めるのはリソースの共有です。モノを貸し出すライブラリーや地域通貨制度、時間貯蓄制度をどうするかなど共有に関する対策が、今後、重要な要素となっていきます。

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