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2019.05.30

「世界のエコロジカル・フットプリント、2014-2016年は減少傾向」

「世界のエコロジカル・フットプリント、2014-2016年は減少傾向」

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(グローバル・フットプリント・ネットワークより)

2019年4月25日、グローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)は、世界各国のエコロジカル・フットプリント(地球環境への影響全体の足跡)に関する2019年版の報告書を発表しました。

報告書によると、世界のカーボン・フットプリント(炭素の足跡)は、2014年から2016年の間に1.4%減少しており、その結果、全体のエコロジカルフット・プリントは0.5%減少しています。ただし、最近のデータでは2017年から2018年にかけて、二酸化炭素排出量が著しく増加していることが指摘されており、この減少傾向は短期的なものだったとされています。

2016年には、世界人口の86%が、自分の住む国の生態系が再生できる分よりも多く自然から取り出している、つまり、生態学的赤字の状態で生活していたことも明らかにされています。また、世界人口の71%が生態学的赤字状態にあると同時に、世界平均よりも低い所得で生活しているため、金銭的な解決策で資源危機から抜け出すこともできないのです。

報告書では、注目すべき国の一つとして英国を挙げています。英国のカーボン・フットプリントは2014年から2016年の間に11.7%減少しており、全体のエコロジカル・フットプリントは8.8%減少しています。英国で石炭の使用が大幅に削減されたことが、その理由です。

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