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2019.09.12

ロンドン大学ゴールドスミス校、学内での牛肉の販売を禁止 気候変動対策の一環として

ロンドン大学ゴールドスミス校、学内での牛肉の販売を禁止 気候変動対策の一環として

Photo by Alex Blandford Some Rights Reserved.
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Goldsmiths_Main_Building.jpg

(ロンドン大学ゴールドスミス校より)

2019年8月、英国ロンドン大学のゴールドスミス校は、「9月から始まる新年度より、同校の歴史からビーフバーガーやペットボトル飲料を追い出す」ことを発表しました。同校は、他大学とともに「気候非常事態宣言」を行い、2025年までにカーボンニュートラルを達成することを目指しています。今回の決定も、二酸化炭素削減に向けた大きな流れの一つです。

今回発表された内容は以下の通りです。

  • 2019年9月より、キャンパス内で牛肉製品を販売しない(※牛肉は豚肉や鶏肉に比べても、生産時に排出するCO2量が多い)
  • ペットボトル飲料や使い捨てのプラスチックに対してさらに10ペンスの課金を行い、その収益を学生グリーン・イニシアティブ基金に使用する。
  • キャンパス内の太陽光パネルを大幅に増やす
  • 可能になり次第、クリーンエネルギーのみを供給する業者に切り替える
  • 植林がCO2吸収を助ける見込みのある土地への投資を続ける
  • ゴールドスミス校のすべての学生が、どうすれば気候変動についてや、CO2を削減する個人や団体の役割に関する研究をカリキュラムで選択できるかについて再検討する

また、同校は2019年12月1日より、収益の10%以上を化石燃料の採取で得ている企業への投資から手を引くことも発表しました。同校はすでに250万ポンドを、CCLAチャリティ・エシカル投資ファンドに移しています。同ファンドは、化石燃料から収入の多くを得ている企業からの投資撤退を最近決定しました。

(新津 尚子)

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