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世界
2019.12.25

イタリア、若者への「気候変動」「持続可能性」教育の実施を決定

イタリア、若者への「気候変動」「持続可能性」教育の実施を決定

Photo by Eric Parker Some Rights Reserved.
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イタリアで世界に先駆けて環境教育が公立学校で義務化される、というニュースが、2019年11月にニューヨーク・タイムズなど世界中のメディアで報じられました。

イタリア政府は、気候変動と環境的持続可能性に関する授業を、すべての公立学校で実施することを決定しました。環境教育は来年9月から開始され、週1時間(年間約33時間)、地理学や数学、物理学などの授業に組み込んだ形で行われることになります。

具体的には、6~11歳の児童に対しては、自然界とのつながりをテーマにしたさまざまな文化の物語を用いて授業が行われます。中学生になるとより専門的な知識を身に着け、高校では国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を学びます。

今、将来に危機感を覚える世界の若者たちが立ち上がり、地球温暖化対策を強く訴えています。16歳にして、世界で最も著名な環境保護活動家のひとりとなったスウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんのように、世の中を動かす若者が、今後イタリアにも続々と現れるかもしれません。

(佐々 とも)

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