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2020.01.16

「家を追われる」原因ナンバーワンは極端な気象現象

「家を追われる」原因ナンバーワンは極端な気象現象

Photo by NaveenNkadalaveni Some Rights Reserved.
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bandipur_fires_2019.jpg

(オックスファムより)

オックスファムは2019年12月に『Forced from Home: Climate-fuelled displacement(仮題:家を追われるー気候により生じる避難』と題するレポートを発表しました。このレポートは、国内避難モニタリングセンター(Internal Displacement Monitoring Centre)のデータをオックスファムが分析したものです。

レポートによると、この10年間における国内避難の原因の第一位は、サイクロンや洪水、山火事など極端な気象現象によって引き起こされた災害でした。極端な気象現象によって、年間推計2,000万人以上が自宅から避難しています。これは地震や火山噴火の7倍、紛争よりも3倍多い数字です。避難民を出した気候関連の災害数も、この10年間で5倍に増えています。

最近では、オーストラリアの山火事とヨーロッパの洪水によって何千もの人々が避難民になるなど、豊かな国の人々もこうした災害からは逃れられません。しかし貧しい国の人々は、二酸化炭素排出量は少ないにもかかわらず、最も高いリスクにさらされています。

例えばキューバでは、2008年から2018年の間にハリケーンなどの極端な気象現象によって突然家を追われた人は、年平均で人口の4.8%に上りますが、一人あたりの排出量は国連加盟国中127番目です(極端な気象現象によって国内避難のリスクにさらされている国トップ10のうち7カ国は小島嶼国です)。さらに、エチオピアやソマリアなどでは、人々は気候危機だけではなく、紛争によっても避難民となるリスクを抱えています。

(新津 尚子)

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