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世界
2020.03.06

RE100の参加企業、30社が再生可能エネルギー100%を達成

2019年12月、RE100(企業の100%再生可能エネルギー調達を推進する国際イニシアティブ)は、2019年版の年次報告書を発行しました。

報告書によると、2019年には50社ほどがRE100に加わり、参加企業は200社を超えました。地理的にも広がりをみせ、2019年に新たに参加した企業のうち40%以上は、アジア・パシフィック地域の企業でした。

達成度合いについては、すでに「再生可能エネルギー100%」を達成している企業が30社以上あるほか、参加企業のうち1/3は、再生可能エネルギーからの調達率75%を達成しています。なお、参加企業の再生可能エネルギー100%達成の目標年を平均すると「2028年」になります。

また、RE100と参加企業との緊密な協力は、地理的な拡大と相まって、システムに変化をもたらすきっかけになっています。例えば韓国では、企業がRE100の目標を達成できるような新たな仕組みが政府によって導入されています。

日本(2019年12月時点で、30社が参加)は、「再生可能な電力の調達が最も難しい国」の第4位でした。理由として、日本では再生可能な電力を調達するための選択肢が限られ、エネルギー市場への直接参加も非常に難しいことが挙げられています。問題を克服するため、RE100参加企業20社(日本企業19社とアップル)は、2030年の再生可能エネルギーの目標比率を、現在の22-24%から50%にあげることを政府に要求しています。

(新津 尚子)

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