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世界
2020.04.18

世界の温室効果ガス総排出量の6%が食品の廃棄から

世界の温室効果ガス総排出量の6%が食品の廃棄から

食品による温室効果ガス排出量の内訳
https://ourworldindata.org/food-waste-emissions

(Our World in Dataより)

世界の温室効果ガス排出量の約1/4(26%)が食品生産によるものです。多いように思えますが、食は人間の基本的ニーズであることを考えれば、少しは腑に落ちるでしょう。しかし、生産された食品の中には全く食べられることのないものもあります。その生産に伴う温室効果ガスの排出量はどの程度なのでしょうか。

サプライチェーンの途中で腐ってしまった食品、小売業者、飲食店、消費者が食べずに廃棄した食品など、全世界で生産されている食品のうち、約1/4(カロリーベース)が捨てられています。これらの生産にも土地、水、エネルギー、肥料の投入が必要であり、あまねく環境負荷を伴っているのです。

全世界の食品システムについて大規模なメタ分析を行ったオックスフォード大学のジョセフ・プーア氏らの研究では、廃棄食材・食品からの温室効果ガス排出量を推計しました。食品の管理や取り扱い方法などの不備や、輸送・加工時の損傷が原因でサプライチェーン内で失われた食品による排出量は食品全体の排出量の15%、小売業者や消費者が捨てた食品による排出量は同9%でした。

世界の温室効果ガス総排出量の26%が食品生産によるものであり、その24%(15%+9%)、つまり約世界の温室効果ガス総排出量の6%(26%×24%)が食品廃棄によるものであることがわかります。

全世界で航空機が排出している温室効果ガスは全体の1.9%ですから、その約3倍もの量が食品の廃棄から出ているのです。


※この記事は2020年3月にOur World in Dataに掲載されたHannah Ritchie氏の記事(Food waste is responsible for 6% of global greenhouse gas emissions)の要約です。

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