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2020.07.09

2020年の「地球の自然予算を使い果たす日(アース・オーバーシュート・デー)」は8月22日:昨年より3週間遅い

2020年の「地球の自然予算を使い果たす日(アース・オーバーシュート・デー)」は8月22日:昨年より3週間遅い

Image by Ahmad Raza.
https://bit.ly/2ZcL9rZ

米国カリフォルニア州オークランド発―2020年6月5日、グローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)は、今年のアース・オーバーシュート・デー*を昨年より3週間遅い8月22日と発表しました。

今年1月1日からアース・オーバーシュート・デーまでの人類のエコロジカル・フットプリントを、昨年の同じ期間と比べると、新型コロナウイルスによるロックダウンなどの影響で、9.3%減少することがわかりました。これには、森林伐採や化石燃料の燃焼によるCO2排出量の減少が大きく影響しています。

今年のアース・オーバーシュート・デーをみると、短期間に自然資源の消費パターンを変えられることがわかり、私たちが望む未来への前例のない好機が示されています。しかし、この突然の減少は、持続可能性に必要な「生態系のバランスと人々の幸福」という2つの要素の計画的な変化からは程遠いものです。GFNは、万物が地球の資力の範囲内で繁栄できるよう、災害によってではなく計画によって自然予算内で暮らす地球を描いています。

新型コロナウイルスの問題から抜け出し、経済と暮らしを立て直すことに注力するのであれば、自然資源の安全性や地球1個分での繁栄を目指す戦略をとることが、政策決定者が求めている結果をもたらす可能性はずっと高いでしょう。すでに強力な学びがパンデミックという集団の体験によって引き出されていますが、「限られた地球で長期的に成功する」という共通の結果より大切なものは他にありません。

*アース・オーバーシュート・デーとは人類の自然に対する年間の需要が、その年に地球が再生できる量を上回る日のこと。

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