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2023.05.10

コミュニティ・ランド・トラストが気候災害に強い手頃な価格の住宅を建設

コミュニティ・ランド・トラストが気候災害に強い手頃な価格の住宅を建設

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コミュニティ・ランド・トラスト(CLT)とは、コミュニティの人びとの信頼を基盤として、託された土地を管理し、手頃な価格の住宅などを届ける非営利の取り組みです。米国で生まれ、現在世界中に広がっています。

今回は、数多くの小島が分布する、米国の一大観光地域、フロリダキーズ諸島のフロリダキーズ・コミュニティ・ランド・トラスト(FKCLT)をご紹介します。

ハリケーンの被害が多いフロリダキーズ諸島を、2017年9月にハリケーン・イルマが襲いました。最も大きな打撃を受けたのが、同諸島の中でも労働者層の人々が多く住むローキーでした。彼らの多くは家を失い、建て替えには膨大な費用がかかるため、その地を去らねばならない者もいました。

「豪雨被害を受けた地域は再開発によって高級化されるのが常で、労働者層の住宅はますます不足していきます。何とか彼らが住める住宅を確保したい」と地元住人のFKCLT設立者Whitcomb氏はYes! Magazine誌に語っています。

2022年9月末にハリケーン・イアンがフロリダの南西を通り米国に上陸し、約670億ドルの物的損害をもたらした際、FKCLTの完成間近のコッテージは、洪水と最大約1.5メートルの高潮にも関わらずほとんど無傷で残っていました。

その新しい物件は、水に強い塗装とエネルギー効率の良い設備を備えた高さ約3.6メートルの白い高床式の建物で、風速90メートルの風にも耐え得るパネルで建てられています。

こうした災害に強く価格が手頃な住宅は、労働者層の人々にとって最後の選択肢となっています。

(有光圭子)

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