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日本
2023.06.14

自治体を巻き込んだフードシェアリングサービスで、お店から出る食品ロスを削減 「タベスケ」の取り組み

自治体を巻き込んだフードシェアリングサービスで、お店から出る食品ロスを削減 「タベスケ」の取り組み

「タベスケ」ウェブサイト
https://tabesuke.jp/

タベスケは、「そのままでは廃棄されてしまう食べ物を、地域に暮らす人々に安い価格で食べてもらう」自治体を巻き込んだフードシェアリングサービスです。自治体ビジネスを手掛ける株式会社G-Placeが、2021年3月にサービスを開始しました。

タベスケでは、まず、自治体の許可を受けたお店(協力店)が、余った食品をウェブサイトに登録します。そして、ユーザーは出品されている食品の中から、買いたい商品があれば予約した上で、お店を訪れて購入します。2023年5月現在、登録している自治体は姫路県姫路市、宮城県仙台市、東京都八王子市など16自治体です。2021年3月からサービスを提供している姫路市では、現在、40以上のお店が協力店として登録されています。

自治体の主な作業は、協力店の参加申請の許可です。自治体が関わっていることで、お店も、利用者も安心して利用することができます。

タベスケのサイトを見ると、パンや焼き菓子、野菜などが定価よりも安い価格で提供されています。ユーザーはタベスケのサービスを使うことで、「知らなかったお店を発見できる」「気になっていたお店に行くきっかけになる」など、馴染みのない地元のお店を知ったり、足を運んだりするきっかけにもなるとのこと。フードロスを防ぐだけではなく、地域内経済循環を高めることにもつながるサービスです。

(新津 尚子)

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