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世界
2023.08.19

持続可能な開発目標報告2023:世界は目標達成への軌道を大きく外れる

持続可能な開発目標報告2023:世界は目標達成への軌道を大きく外れる

Sustainable Development Report 2023
https://dashboards.sdgindex.org/

国連持続可能な開発ソリューションネットワークは2023年6月、「持続可能な開発目標(SDGs)報告2023」を発表しました。

報告書では、193の国連加盟国が、17すべてのSDG達成に向けた進捗状況を測った総合スコア(%)でランク付けされます。上位3カ国は、フィンランド(86.76)、スウェーデン(85.98)、デンマーク(85.68)。日本は21位(79.41)でした。

また、2015年にSDGsが採択されて以来、中間点に当たる本報告書では、これまでの進捗状況や今後の回復、加速への優先度を論じています。

報告書は、すべての持続可能な開発目標が著しく軌道から外れていると警告しています。2015年から2019年までは、ゴールの達成に向けてかなり不十分だったものの、世界はある程度の進捗をみせていました。しかし、2020年のパンデミックやその他同時に起きた危機により進捗は世界的に失速しています。

ほとんどの高所得国では、緊急支出や再生計画などにより、社会経済的な目標への影響は緩和されていますが、環境や生物多様性の目標では、そうした危機に対して多くの責任がある国でさえ、ごく限られた進捗しかみられません。

低所得国や低中所得国では、2020年からの同時多発の危機による混乱で財政面での課題が一層悪化し、目標や指標の中には逆戻りしているものもあります。

しかし報告書は「SDGsはまだ達成可能だ。世界が軌道から外れているからこそ、SDGsを強化する必要がある」とし、「SDGsの達成には長期の方向性を持った変革と世界の協力が不可欠で、世界が現行の投資パターンを変え、投資全体の量を増やすことが第一優先である」と述べています。

(有光圭子)

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