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2025.05.15

アイルランドのウェルビーイング調査:女性は男性よりも孤独を感じることが多い

アイルランド政府は2024年7月にアイルランドのウェルビーイングに関する報告書を発表しました。報告書「アイルランドの生活の理解:ウェルビーイング・フレームワーク2024年版」は、経済・環境・社会に関する11の領域において35の指標を用いて分析しています。

3回目となる本報告書によると、前回と同様、全体的にパフォーマンスは良好でした。特に良かったのが「社会とのつながりとコミュニティ」「仕事の質」でした。

しかし、すべての人が以前より幸せを感じているわけではありません。グループ別で見ると、ウェルビーイングが低いグループは、女性、一人親世帯、移民/非アイルランド人、失業者、長期の疾病あるいは障害をもつ人など。たとえば女性は仕事の質の指数すべてで男性より悪く、男性よりも孤独を感じることが多いという結果が出ています。

持続可能性については、環境分野の「水質」と「廃棄物の発生」で悪い結果が出た一方、経済や社会の分野での指標はおおむね良い結果になり、「雇用率」の上昇や「政府の純資産」の増加が見られました。

過去約5年間の傾向は以下の通り

「好転傾向にある」もの(好転度の高い順に)
1.週あたりの平均収入額
2.この4週間にうつや気分の落ち込みがなかった人の数
3.エネルギー効率の高い住宅の割合
4.政府の純資産
5.新しい住宅の完成数

「悪化傾向にある」もの(悪化度の高い順に)
1.家計の収支を合わせるのが大変だという家庭の数
2.汚染などの環境問題を抱える家庭の割合
3.水質
4.廃棄物の発生量
5.この2年間に差別を受けた人の割合

(佐々とも)

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