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世界
2025.09.30

『持続可能な開発目標報告2025』:SDGsに対する世界的な関与は強固

『持続可能な開発目標報告2025』:SDGsに対する世界的な関与は強固

Sustainable Development Report 2025
https://dashboards.sdgindex.org/v

国連持続可能な開発ソリューションネットワークは、2025年6月、第10版となる『持続可能な開発目標(SDGs)報告2025』を発表しました。本年はSDGs採択10周年、国連創設80周年にあたります。

国連加盟国193か国のうち190か国がSDGsに対する開発を進めるための国家行動計画を表明し、SDGsと国連基盤の多国間主義への責任を再確認していることなどから、SDGsに対する世界的な関与は強固であるとしています。

2025年版では17の主要指標を使用して、SDGs全体の進展状況を追跡する合理化されたSDGsインデックス(SDGi)が導入されました。東アジアと南アジアは、特に社会経済目標の急速な進展により、2015年以来SDGsが最も大きく進展した地域です。しかし世界レベルでは、現在、17の目標のどれも2030年までに達成される見込みはありません。

多くの開発途上国にとって、財政に余裕がないことがSDGs進展の大きな障害となっています。報告書はスペイン・セビリアで開かれる国連第4回開発資金国際会議(6月30日から7月3日)に先立ち、国際金融の規制や監督の枠組みであるグローバル金融アーキテクチャー(GFA)に対する緊急改革の必要性を述べています。高い成長の可能性や利益率を提供する新興国や開発途上国に、好条件で資金が流れるようにGFAを改革することが最優先事項です。

総合スコアランキングでは、日本は昨年より1ランク順位を下げ19位でした。

(有光圭子)

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