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2025.10.20

米カリフォルニア州:「使い捨てレジ袋におさらば」キャンペーン 小売チェーン共同体主導で

米国カリフォルニア州の南カリフォルニア地域で営業する小売チェーンおよそ1,000店舗で、買い物客や消費者を対象に「使い捨てレジ袋におさらば(Break Up With Single-Use Bags)」キャンペーンが、2025年7月から展開されています。

このキャンペーンは、小売チェーン大手企業が参加する共同体「持ち帰り袋改革コンソーシアム(Consortium to Reinvent Retail Bags)」が推し進める使い捨てレジ袋廃棄量削減の取り組みの一環で、1年以上という期間や展開する地域の規模もこれまでで最大のものです。

キャンペーンには、コンソーシアム参加のディスカウントストア大手「ターゲット」やドラッグストア大手「CVSヘルス」に加え、地元スーパーのチェーン店も参加。各店舗の店内や駐車場の看板、支払レジでの通知、店外マーケティングなどを通し、地域に住む1,000万人以上の消費者に行動変容を訴えます。

今回カリフォルニア州が開催地として選ばれた背景には、2026年1月に施行される州法があります。スーパー等小売店での使い捨てレジ袋の提供を全面禁止とし、持ち帰り用に提供できるのは有料(1枚10セント)の紙袋のみとなるのです。

CVSヘルスのジェニー・マックロッチ副社長(サステナビリティ・コミュニティ・インパクト担当)は、キャンペーンについて「地域社会や店舗、日々の意思決定の場面で廃棄物問題に協調して取り組み、消費者一人ひとりと地球にプラスの影響をもたらすことがねらい」と話しています。

(たんげ ようこ)

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