
英国、公的所有のエネルギー企業「グレート・ブリティッシュ・エナジー」が初の戦略計画を公表
Great British Energy Strategic Plan
https://www.gbe.gov.uk/sites/default/files/2025-12/2270099%20GBE%20Brochure_%2816-9%29_OFFICIAL%20SENSITIVE%20REMOVED%20V17_COMPRESSED.pdf
2025年12月、英国のGreat British Energy(GBE)は、初となる戦略計画を発表しました。
GBEは、英国政府が100%所有する公的所有のエネルギー企業です。ただし、日常的な事業運営は独立した取締役会とCEOによって行われる「運営上独立した会社」として位置づけられています。
GBEが2024年に発足した際、その出発点には、英国の人々は自国の自然資源を所有し、その恩恵を受ける権利を持つべきだというシンプルな前提がありました。自然資源は私たちすべてのものであり、公共の利益のために活用されるべきだという考え方です。
今回公表された計画にも、この考えは生きています。本戦略計画では、2030年までに「投資と所有により、15GW以上のクリーンエネルギー発電・蓄電容量を確保する」ことや「1,000を超える地域やコミュニティのエネルギ ー・プロジェクトを支援し、地域主体によるエネルギーの所有と関与を進めること(オーナーシップの向上)」などを主要目標として、掲げています。
その重点分野の一つには、GBEローカル(地域・コミュニティエネルギー)が設定されています、学校・病院・公共施設・地域がエネルギーを所有・利用できる仕組みを拡大することや、屋根上太陽光などの導入を通じて、公共サービスのエネルギーコスト削減につなげることなどが、含まれています。
その他の重点分野としては、オンショアエネルギー(陸上再生可能エネルギーと蓄電)とオフショアエネルギー(洋上風力)が位置づけられています。
(新津 尚子)





