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2019.09.30

日本のSDGs達成度は?――「2019年版SDGsインデックス&ダッシュボード」が公開される

日本のSDGs達成度は?――「2019年版SDGsインデックス&ダッシュボード」が公開される

Sustainable Development Report 2019
https://www.sustainabledevelopment.report/

(ベルテルスマン財団より)

2019年6月、ベルテルスマン財団と持続可能な開発ソリューションネットワーク(SDSN)は、2019年度版「持続可能な開発目標(SDGs)インデックス&ダッシュボード」を公開しました。さまざまなデータをもとに、国連に加盟する全193カ国のSDGsの達成状況を分析するこのレポートは今年で4回目となり、これまでの変化に関するデータや、2030年に向けた予測が示されています。

昨年までと同様、今年もデンマーク(スコア100点満点中85.2点)、スウェーデン(85点)、フィンランド(82.8点)の順に、北欧諸国がトップを占めました。しかし、報告書には、この三カ国ですらSDGsの17目標のうちいくつかの目標については大きな課題に直面していることが記されています。また17目標全ての達成に向かっている国は一つもなく、上位の国々でも目標12(責任ある生産・消費)や、目標13(気候変動対策)などについては、達成には程遠い状況にあることも示されています。

さらに、報告書では高所得の国々は環境的にも社会経済的にも、大きな影響を及ぼしていることにも触れられています。例えば、他国にパーム油などを求めると、熱帯地方の森林伐採を助長することになります。報告書には、このようにある国のSDGs達成が、他の国の達成を妨げることがあってはならないとの記載もされています。

日本は78.9点で、昨年と同じ15位に位置しています。一昨年、昨年と同様、目標4(教育)や、目標9(産業と技術革新の基盤)については高い評価を得ましたが、目標5(ジェンダー平等)や、目標13(気候変動対策)については低い評価となりました。

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