幸せ研ニュース

ホーム > 幸せ研ニュース > 読書会・セミナー > 【音声受講受付中】第18回幸せと経済と社会について考えるオンライン読書会 『成長なき繁栄』(後編)を読む

2025.11.26
定例読書会
現在募集中
音声講座

【音声受講受付中】第18回幸せと経済と社会について考えるオンライン読書会

『成長なき繁栄』(後編)を読む

17.jpg

【第18回】
 日 時:2013年3月7日
 課題書:『成長なき繁栄』(著:ティム・ジャクソン
 


 

本読書会は音声と資料をご自身のパソコンにダウンロードしていただくことが可能です。いつでもどこでも、ご自身のペースに応じて学んでみませんか。

ご希望の際は事務局までお申し込みください。


前回に引き続き『成長なき繁栄』を課題図書に取り上げました。
「経済成長を続けないと社会不安が広がるから、経済成長を止めることはできない。しかし、限られた地球環境の中で、限りなく経済成長を続けることは不可能である。」先進国をはじめとするほとんどの国が抱えている、この「成長のジレンマ」。このジレンマを解決してくれる方法として、「デカップリング」がアピールされています。「GDPが増えてもCO2が増えなければよい」という考え方です。しかし、いくら原単位あたりのCO2の量を減らしても、絶対量が減らなければ、地球環境は悪化し続けることになります。


食料や衣服など物質的に恵まれていない貧困国ならともかく、物質的に十分満たされた日本などの国でも、人々がさらなる経済成長、繁栄を求めるのはなぜでしょうか。一つは、マーケティングや広告の影響が考えられます。現代社会では次々と新しい製品を産み出してから売り出すという手法がとられ、一つのモノを使用する期間がどんどん短くなっています。さらに、新しい製品を所有することが社会的ステータスとされたり、消費行動が経済成長を支えているという考えが正当化されたりする社会構造にも原因がありそうです。


では、私たちは今後、どうすればよいのでしょうか。終わりの見えないジレンマから抜け出す方法はあるのでしょうか。

今、新しいモノを次々に生産し続ける経済のしくみを変えよう、今とは違う生き方を模索しようとする動きが世界に広がっています。シェアビジネス、DIY、シンプルライフ等、「脱物質主義」的な動きがその一例でしょう。さらには、お金よりも生きがい・やりがいや時間を重視する生き方「ダウンシフティング」も挙げられます。私たちの親や祖父母の時代には当たり前だった、おすそ分けや助け合いの習慣、服や靴のお下がり、手作り弁当、家庭菜園、壊れた物を修理して大切に使い続ける・・・など。これらはすべて、こうした動きと重なります。
目先の利益やモノに捕らわれず、もっと長期的な視点で生き方や幸せを考える。そこにこそ、「成長のジレンマ」から解放されるヒントが隠されているのかもしれません。


講師

枝廣淳子(幸せ経済社会研究所所長、大学院大学至善館副学長、教授)

参加者の感想

  • 現代社会の問題の行き詰まりをあらためて認識するとともに未来へのビジョンとなるヒントを得られることがとても印象的だった。
  • 枝廣さんの話を批判的に聞いてみるというのはいい訓練ですね。きょうもメンバーとのディスカッションが面白かった。
  • ディスカッションの中から自分になかった視点に気がついた。世の中の新しい動きを知られて刺激になった。
  • 解決への道筋が少し見えた気もする。
  • これからどうしたらいいか(特に経済的に)についての具体的な話が出てきてよかった。幸せ研はこうした点をもっと話す時期に来ているのではないか。
  • 経済成長が本当に必要なのか、書籍を読みながらもっと勉強したい。
  • とても大切な概念だが、どうやって人に伝え共感を得ていくかという方法を考えたい。
  • 毎回の図書を読む機会だけでもとても有意義だが、この場所で会話することで理解が深まり、人とのつながりができることがとても嬉しい。

お申し込みについて

■受講料

2,200円(税込) 

※前編(第17回)は別途お申込みをお願いいたします

■お送りするもの
・音声(MP3)
・講義資料(PDF)

※受講料には書籍代は含まれておりません。
※動画配信ではありませんので予めご了承ください。

※いずれもメールでダウンロードのご案内をさせていただきますので、インターネット環境をご準備ください。郵送でのお届けはございません。

■お申し込み方法
下記の項目をお書き添えのうえ、Inquiry@ishes.org まで、メールでご送信ください。

受付確認後、お振り込み口座をお知らせいたします。
入金確認をさせていただきましたら、ダウンロードのご案内をさせていただきます。
-----------------------------------------------
件名:第○回読書会の音声受講を申込みます
お名前:
メールアドレス:
お電話番号:
-----------------------------------------------
【備考】
※お申し込み後、一週間たちましても返信が届かない場合は、インターネットの送受信にトラブルがあることも考えられますので、ご一報いただきますようお願い申し上げます。

これまで開催した読書会一覧

こちらをご覧ください

お問い合わせ

幸せ経済社会研究所 (有限会社イーズ内)
E-mail: Inquiry@ishes.org

※スタッフの時差通勤・在宅ワークを推奨しているため、
平日もオフィス不在となる場合がございます。
メールでのお問い合わせは順次対応させていただいておりますので、
何卒ご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

新着ニュース一覧
 

Page Top