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世界・日本の幸せニュース

ドライバー自身が会社のハンドルを握る:協同組合型配車サービス

Photo by Manoj Kulkarni on Unsplash.
https://unsplash.com/photos/ceyweSEH_CQ

近年、オンライン上のプラットフォームを通じて短期的に働けるギグエコノミーが拡大しています。その代表格がウーバーやリフトといったライドシェア(自家用車の所有者と自動車に乗りたい人を結び付ける配車サービス)のプラットフォームです。時間や場所にとらわれずに働けるといった自由さが人気ですが、一方で利益の多くがプラットフォーマーに搾取され、生活賃金や休日の保障もないといった問題が浮上してきています。

そんな中で生まれたのがニューヨーク市の協同組合型ライドシェア、「ドライバーズ・コープ」です。ドライバー自身が会社の株を所有する株主となり、一人一人の意思が反映され、より多くの賃金がドライバーに配分される仕組みを目指しています。

ウーバーなど他社プラットフォームに立ち向かうため、2021年5月、ドライバーズ・コープの配車サービスアプリCo-op appの提供が開始されました。会社が得る手数料は、他社の25%から30%に対し同社は15%で、ドライバーはより多く稼げます。さらに大切なのは、他社ではその利益がウォールストリートなどの投資家たちの儲けとなるのに対し、協同組合ではすべての利益が配当という形でドライバーたちに還元されることです。

顧客への売り込みとしては、厳しい境遇を耐えているドライバーへの支援を第一に挙げていますが、顧客自身にも乗車料金が他社よりいくらか安いといった利点があります。また環境や地域への還元も念頭に、ドライバーたちが電気自動車を購入し易くなるよう、交渉も始まっています。

(有光圭子)

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エダヒロの「幸せへ!」コラム

幸せ経済社会研究所 主催「幸せと経済と社会について考える読書会」のご案内

日時:2021年11月17日(水) 
   18:30~20:30
会場:オンライン
●課題書:『DRAWDOWN ドローダウンー地球温暖化を逆転させる100の方法』
(著:ポール・ホーケン)

過去の読書会の音声講座も販売しています。

 

Quotational phrase

「成長に殺されるまで成長し、自分の葬儀代をさらなる成長として計上せよ」というルールからは卒業しなくてはならない。

ハーマン・デイリー(経済学者)

参考図書&リンク

参考図書

DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法 (山と渓谷社)
DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法 (山と渓谷社)

地球温暖化を「逆転」させる具体的な方法を示した、世界が注目する唯一の書。食品の生産から消費まで、再生可能エネルギー、環境保全型農業、電気自動車、教育、水、森林、...

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参考リンク

幸せアライアンス
幸せアライアンス

幸せアライアンスはシアトルを拠点とする市民団体で、ブータンのGNH(国民総幸福量・Gross National Happiness)を元に、コミュニティや自治体、大学、企業でも使えるよう独自の国民総幸福度指標を開発し、多くの人々が使える指標づくり、調査、発表などの活動を行っている。
※同幸福度指標調査は日本語版もあります
http://survey.happycounts.org/survey/directToSurvey

エダヒロの100人に聴く「経済成長についての7つの質問」 あんな人や、こんな人にも!
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